電球換えたついでに始めたブログ

面倒くさがりな僕が1年ぶりに電球を替えたついでに始めたブログ。

7本目:37セカンズ

お久しぶりです~

3月は3日ひなまつりをバイトで終え

翌4日もケーキを売り

なぜかひな祭りの余波を受けて

一日でケーキを100個売りました。

どうも木戸です。

 

一年間に300本の映画を見て

その感想を記事にしようと

始めたこの企画。

7本目は『37セカンズ』です。

 

僕は基本的に邦画を見ない方なんですけど、

この企画を始めてからは積極的に

見ている気がします。

見ただけで感想を書いていない映画の

ほとんどが邦画ですね。

 

この37セカンズも邦画で、

前情報はほぼなく、

映画レビュー系tiktokerの

しんのすけさんの感想を見て、

見に行くことに決めました。

 

さぁ『37セカンズ』なんですが、

これは障碍者の女性が性の目覚めをきっかけに

人生が変わっていく話。

 

一番驚いたのは、

主人公の女性が本当に脳性麻痺だといううこと。

監督のHIKARIさんが

「健常者が障碍者を演じることに意味はない」

と言い、障害を持つ一般女性を公募したらしいです。

 

つまり主人公を演じた佳山さんは

主人公そのものなんだなぁと。

 

面白かったと言えば面白かったのですが、

「傑作だ!」とは思えなかったですね。

どうしても後半の展開が共感できずに

モヤモヤしましたね。

 

何のためにこの映画を作ったのだろうかと

わからなくなってしまったんですよね。

 

前半の部分はかなり好きで、

序盤の主人公は障害を持つせいで、

周囲の人から利用される側として

描かれている。

障害のことで軽んじて見られることもあれば、

人形のように大事に大事に扱われることもある

でも、それは彼女を思うかに見せかけた

優しさの押し付けだったりする。

 

ここにいわゆる障碍者の一般的なイメージが

詰め込まれているように感じた。

 

その主人公があることをきっかけに

性に興味を持ったことから彼女の

世界が広がっていき人生が変わっていく。

 

障害を持つがゆえに母親から過剰に保護され

交友を広げることもままならなかった彼女を

夜も町が一人にすることを許さなかった。

夜が引き合わせた人たちは彼女が持つ

障碍者特有の

これ以上誰にも迷惑をかけたくないと

派手な交友関係や、やりたいことや、言いたいことを

諦らめていた彼女の世界を広げた。

 

世界が広がった彼女は友達との関係

親との関係、ひいては社会との関係が変わっていく。

 

僕は、

世界を変える唯一の方法は自分が変わることだと

思っている。

自分の殻を破って初めて世界が変わるのだろう。

 

自分の想像もつかない環境にこそ

世界を広げるヒントがあるのかもしれない。

不相応だと感じる場所でこそ

自分を変えることができるのかもしれない。

そう思う。

 

この映画を見終わってしばらくて意味が分からなかった

何が伝えたかったのか、

おそらく、僕らの普通は普通ではなく

奇跡であり、誰もがこの主人公のように

障害を持つことがあると言いたかったのかもしれない。

 

37秒だそうだ。生まれてから息をしていなかった時間は。

その37秒がたった数秒が障碍者か健常者化を分けたのだ。

だから、一人の人間として見てほしい

といううことだろうな。

 

もう少し大きくなってからもう一度見てみたい

作品でした。

 

以上。