電球#226 逃げたのか。
どうもこんばんは。
木戸將翔です。
難しい漢字ですが、
『まさと』と読んでください。
昨日グリーンバードで仲良くしてる
JKとその時に将来の話をして、
JKの一人Uちゃんが
「私パン屋になることにしてん」と言った。
確かにお菓子作りが趣味で
毎日何かお菓子を作ってる女の子だった。
お菓子を作ることが大好きらしい。
そのことを知っていたので、
その夢をとても応援したくなった。
高校を出た後は専門学校に行って、
パンの勉強をし、海外留学も考えているそう。
夢に向かって頑張ってほしい。
Uちゃんのパン屋の常連になろう。
と、話はここで終わらない。
その夜twitterを見ていると。
Uちゃんが、
「私勉強から逃げたんかな。」
とのこと。
確かにこれからは受験勉強をする必要が
なくなたUちゃんが「勉強から逃げたかも。」
と感じてしまうこともごもっともだろう。
果たして、
現状と違う場所に行くのは
”逃げ”なのだろうか。
ここからは本題の話だ。
僕も気合を入れるためにベッドから体を起こした。
明日もバイトで朝が早いが、
そんなことは知ったこっちゃない。
書かないと眠れない。
僕がベッドで胡坐をかいているので、
彼女はクッションの上で船をこいでいる。
さて、指も温まったし書こうか。
そもそも逃げとは何だろうか。
逃げるということを調べると、
-
１, 捕まらないように、追って来るものの力の及ばない所に身を置く。「犯人は盗難車で―・げたらしい」「一目散に―・げる」
-
2, 自由のきかない所や危険から抜け出して、去る。「ライオンが檻 (おり) から―・げる」「命からがら―・げる」
-
3, 面倒なこと、いやなことから積極的に遠ざかろうとする。直面するのを回避する。「やっかいな仕事から―・げる」「―・げないで真っ向から勝負する」
-
4, 運動競技で、首位を行く者が、後続する者に追いつかれないで勝つ。「先行したままゴールまで―・げる」
-
5, からだが望ましい構えから後方へ引いた状態になる。ひける。「腰が―・げている」
-
6, 室内・容器の中の気体や味などが、そのまま保たれないで外へ出てしまう。「熱が―・げる」「土鍋はさめにくい上に風味も―・げない」
- と、
- https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%80%83%E3%81%92%E3%82%8B/
- に書いてあった。
- ここではおそらく3番のことを言っているのだろう。
- 逃げという言葉を使うということは、
- Uちゃんにとって勉強は嫌なことなのかもしれない。
- そこから遠ざかったのだから、
- 逃げたというう表現は正しいだろう。
- Uちゃんは勉強から逃げたのだ。
- あくまでこれは、言葉の定義で話をした時だ。
- 気を悪くしないでほしい。
- 本当に言いたいことは少し先だ。
- 僕はUちゃんが『勉強から逃げた』ことに対して
- 2種類の考え方があると思っている。
- まず一つは
- 「逃げることは悪いことなのか？」
- ということだ。
- 逃げることが悪いことなら、
- 爬虫類最強の世界で最弱の哺乳類が生き残る
- ことなんてできない。
- 生存戦略において”逃げ”とは
- 一番賢い方法なのだ。
- 真面目な話をすると、
- 現状を嫌だと感じた時に選択肢が三つある。
- 戦って現状を変えるか、
- 黙って耐えるか、
- 別の環境に逃げるかだ。
- 理想を言えば戦うことが一番かっこいいのだろう。
- 山で例えるなら頂上を目指すことだ。
- Uちゃんの話では、今より勉強を一生懸命して
- 成績を上げて難関大学に合格すれば、
- 立派な美談になる。
- 経験で言えば黙って耐えてるものが多いだろう。
- 山で例えるなら山道をみんなで歩く感じだ。
- 勉強が嫌い。でも、現状を変える勇気もない。
- 周りに合わせて列に並ぶ。
- 僕はこのタイプだった。
- このタイプは何といっても楽なのだ。
- 一番数が多いのでみんなと同じだという
- 安心感がある。
- 何もしない自分を肯定し、
- 変わろうとして戦う者や逃げる者を、
- みんなと一緒に笑えば安心だ。
- 別の環境へ逃げるやつはすごい。
- 山に例えるなら別の山を目指して獣道を歩く気分だ。
- 現状よりも自分にとって良い環境を
- 探すことは強くないとできない。
- 何せはじめは一本の道しか
- 見えていないのだから。
- 余談だが、
- ”みんな違って、何かしらクソ。”
- ”普通じゃないことが、普通。”
- 僕が好きな言葉だ。
- 同じ人間など一人もいないということは、
- 同じ道を歩む人はいないということだ。
- 辛いことに耐えて周りに合わせるよりも
- 思考を放棄せずに自分にとって何がいいかを
- 考えてほしい。
- 登る山は、その山でいいのかと。
- 逃げ＝悪だというう方程式など存在しない
- ということが言いたかった。
- もう一つの考え方は、
- 「逃げではなく覚悟」ということだ。
- 現状と違う環境に行くことは、
- 耐える人からすると逃げのように見えるが
- 全く持ってとんでもない話だ。
- 現状から逃げるということは、
- 現状から得られるものを捨てたということだ。
- Uちゃんの場合は、今後受験勉強をして
- 得られる未来を切り捨てたといううことになる。
- 受験勉強をして大学に行くことは多くの人にとって
- 普通のことなのだろう。
- だが、
- 普通を捨てて、
- 夢を取る覚悟がUちゃんには
- あったということではないか。
- これは凄いことだ。
- 僕は、今のところ人生で最も難しいのは
- 捨てるという選択肢を取ることだと思っている。
- 現状の普通を捨てて違う道を歩もうとすること、
- 普通を捨て夢で飯を食う覚悟は、
- 誰にでもできることではない。
- 最後に、
- 僕はその選択をしたことに誇りを持ってほしいと
- 思っている。
- そして知っていてほしいのが、
- 道を選択したからと言って、自動的に目標へ
- 流してくれるものではないということだ。
- 空港にある歩く道ではないのだ。
- 自分が選択した道を目標に向けて
- 歩いていくのだ。
- 今までは歩く人が多い道だったから
- 後ろから押されて頑張らずとも
- 進んでいるように感じていた。
- だが、道は自分で歩くものだ。
- 自分の足で、意思で、目標への道を歩いてほしい。
- 長くなったが僕の所感は以上だ。
- 自分の選んだ道は逃げじゃなかったと言えるように
- これからがんばって立派なパン屋になってほしい。
- 以上だ。
- では。
