電球換えたついでに始めたブログ

面倒くさがりな僕が1年ぶりに電球を替えたついでに始めたブログ。

4本目:ヲタクに恋は難しい

一年に300本映画を見て

感想を書くことにした今年。

2月目に入ったのにも関わらず

未だ4本目。

目標は達成できるのだろうか。

では4本目。

 

どうもこんにちは。

木戸將翔です。

難しい漢字ですが

『まさと』と読んでください。

 

今日は4本目、

ヲタクに恋は難しい』。

(以下『ヲタ恋』)

 

原作はふじたの同名マンガ。

アニメ化の次は実写映画ですね。

 

端的に感想を言えば、「嫌いじゃない」です。

むしろファンが作った『同人映画』として見るなら、

最高でした。

 

映画の風味はツッコミのいない

斉木楠雄のψ難』だった。

福田映画おなじみの

佐藤次郎ムロツヨシ賀来賢人の影が強く、

それ以外のキャラも基本的にボケしかいない。

だが誰もツッコまない。

物語にツッコミがいるとすれば、

それは映画を見ているあなただろう。

そう、ツッコミは視聴者なのだ。

おそらく劇場で見るよりも

お家でみんなで見る方が面白いと

思えるだろう。

【おうち映画】としての側面が強い。

正直映画館で見るアドバンテージが無かった。

戦闘するわけでもないし、

劇的な音楽も感じなかった。

僕の耳が貧相なだけだろうか。

ブコメに迫力はないよね。

ただ、原作ファンの自分も

怒ることなく最後まで楽しく見ることができた。

 

主演はおなじみ実写化俳優の山﨑賢人。

一週間しか記憶が残らない子と

ブコメしたかと思えば

スタンド使いになりドラドラし、

ピンクの髪の超能力者になって、

アイスクリームして、

中華統一を目指して、

今度はヲタク。

人生、波乱万丈どころではない。

山あり谷あり海深く国を超え、時空も超える。

 

実写化俳優の隣に並ぶヒロインは高畑充希

調べてみるとミュージカルの出身らしい。

めっちゃいい声だった。

 

この『ヲタ恋』映画版の

ストーリーは大人になってから再会した

幼馴染のヲタク同士が付き合い、

迷走しつつもカップルになっていくって話。

 

実は僕原作が大好きで、

大学1年生の時から単行本を集めている。

大好きなのである。

友達にそのことを話すと、

「あれwebで読めるよ?なんでお金払ってんの?」

とのこと。

この手の話は良くされる。

一つ言わせてもらいたい、舐めとんかと。

好きだから金を払うのである。

続きが見たいからお金を払う。

好きなものは手元に置いておきたいし、

生み出してくれた作者様への感謝の気持ちでもある。

一時期は道を踏み外しマンガ村の住人だったが、

今では当時読んでいた作品を買いそろえている。

感謝の課金だ。

 

話を戻そう。

 

原作では

ヲタクカップルたちが

織り成すヲタクラブコメだ。

様々なヲタクの形や恋の形が面白く、

ヲタクあるある要素が多分なラブコメである。

また、「あー分かる!」と

ヲタクだからこそ共感できる話が好きだ。

一見意味が分からないような

ヲタクジョークが多く、

ネットスラングや、

ゲーム、アニメをかじっていない者には、

真の面白さは伝わらないのではないだろうか。

ヲタクの皆様はぜひ読んでほしい。

 

映画版では

メインの二人に焦点を絞ってそれ以外は

完全に脇役だった。

 

というか、例えるなら『同人誌』だ。

 

二藤(山﨑)と桃瀬(高畑)は

それ以外の主要キャラとは出会っていないし、

映画オリジナルキャラの影が濃い。

原作再現のシーンもあるが、

それ以外はオリジナルだ。

まぁそもそも、

原作自体が日常の一コマを抜いたような

ショートストーリーなのでこうなるのも

しょうがない。

 

映画開始直後の、コスプレイヤーたちと踊るシーンに

リア充とヲタクの世界観の妥協点」みたいな

ものを感じてサブかったんですが、

物語が進むにつれ、

ヲタクの生態が分かるラブコメになって、

ヲタクではない人も置いていかない、

でも原作ファンも楽しめるという

感じでしたね。

ヲタクってこんな世界見てるんだなぁと

思えた。

  

ただね。

ミュージカル演出が謎。

場面の転換で必ず歌いだすんよね。

しかも、フルで。長いのよ。

2番目歌いだしたときには飽きてる。

笑いが渇いてしまっている。

なんでミュージカル採用したかわからん。

 

ブコメ的には、

メインの二人が相手の趣味を理解しようとして

それが空回りしてすれ違い~みたいな

ありがちな恋愛をちゃんとしていました。

愛の形にヲタクもパンピー

関係ないってことが言いたかったんだろうなと。

 

こんな感じでだらだら書きましたが、

こんな映画でした。

最初にも書いた通り、

原作ファンの僕でも、

楽しく最後まで見ることができました。

 

原作好きの人はぜひ見に行ってくれってばよ。

 

では。

次は『フォードvsフェラーリ』(予定)