電球換えたついでに始めたブログ

面倒くさがりな僕が1年ぶりに電球を替えたついでに始めたブログ。

13本目:フッドザビギニング

どうやら、

私にはこの作品を完全に楽しむための、

知識が足りなかったようだ。

あの、十字軍って…何ですか?

 

どうも、僕です。

 

一年間で300本の映画を見て

その感想を書こうというこの企画。

今回で00本目です。

コロナブーストで一気に本数を書いていきたい。

と思う。

 

今回は『フッドザビギニング』

レオナルド・ディカプリオがプロデューサー、

タロン・エガートンが主人公ロビンフッドを演じる

ロビンフッドの誕生を描く物語。

 

僕も映画館に行くたびに

予告編を目にして楽しみにしていたんですが、

知らぬ間に公開が終わっていましたね。

 

昨日、Netflixに無い映画を借りるためにレンタルショップへ。

新作コーナーにあったので早速借りて見てみました。

 

全体の雰囲気としては、

『中世ヨーロッパが舞台のアメコミ』

って表現がしっくりくるかも。

 

この時代特有の宗教の闇と戦うヒーローの、

そして市民を立ち上がらせる新たなリーダーの

誕生が個人的にはアメコミっぽくて好きですね。

 

元敵とのツーマンセルがかっこいい。

多分ジョンが本当の主人公。(見ればわかる)

 

ただ、鑑賞中からずっと疑問だったことがある。

 

この時代の宗教ってこんなに腐ってんの?

ってか、十字軍って何?

 

こんな疑問が頭をぐるぐる。

 

せっかく暇なので調べてみることにしました。

 

結論から言うと、この時代は

めちゃくちゃ腐っていたらしいです。

宗教が、というよりは、人がですけどね。

 

この時代の教会は、

めちゃくちゃ力を持っていました。

 

移民の流入

混乱する西ヨーロッパ。

国が興ったり潰れたりする中で、

古くからその土地にあった教会が

頼られて力を持つことになったんですよ。

んで、キリスト教(正確にはカトリック教会)が

西ヨーロッパでの最高の権威者と

なりました。

 

「古くから続く教会は凄いんだ!」

って感じかな?

それだけならまだいいんですけどね。

 

ただ、この聖職者たちは金儲けを

始めてしまったんですよ。

 

ってのも教会はお金儲けをするには

最適の職業でした。

神に仕えているから、税は払わなくていい。

農民からは、少し税を取れる。

物を売ってお金を儲けてもいい。

 

なにこの会社。最強や。

 

ってことで、

教職者は羽振りがよかったんですよ。

地位の高い教職者になれば、

一国の王よりもいい暮らしができたんですよね。

 

そりゃみんな聖職者になりたいですよね。

 

んで、賄賂を贈って

聖職者になる奴が後を絶たなかった。

 

そこで時のローマ教皇

「聖職者を定めるのは、教会だけ!」

って言ったんですよ。

 

すると、それに困ったどこかの国の皇帝が

反対したらしいんですよね。

 

皇帝からしたら、教職者を自分が決めて

恩を売ることで権力の地盤を

固めやすかったんですね。

 

その皇帝に対してローマ教皇

破門を言い渡します。

 

この破門ってのが、キツイ。

キリスト教信仰しちゃダメ!」

って言われるようなもの。

 

例えば、好きなアイドルの

応援団長まで上り詰めたのに、

もうライブ来ちゃダメです!

ってか、推さないでください。

って言われるようなもん。

 

きついでしょ?

 

皇帝さんは破門されたせいで

周りが言うことを聞いてくれなくなって、

教皇に謝りに行った。

 

3日3晩雪の中で放置されて、

漸く許してもらえた。

皇帝がだよ?

国で一番偉い人がだよ?

教会強いよね。

 

この事件をきっかけに、

教皇が皇帝よりも力を持つようになり、

教会の暴走しだしたんだってよ。

 

 

十字軍は何だって言うと、

キリスト教の聖地エルサレムが、

同じくエルサレムを聖地とする

イスラム教に占拠されたときに、

それを取り戻すために組織された軍が

十字軍なんですよね。

 

これだけ聞くと聞こえがいいんだけど、

実態は、戦時の日本みたいな感じで、

招集されたら参加しないと破門される、

強制的なものでした。

 

最初は聖地奪還という

崇高な目的のために

結成されたんですが、

目的が変わっていきます。

 

戦争に参加する小貴族にとっては、

領地を広げるためだし、

皇帝にとっては、戦死者の領土を

税として徴収できるので、

十字軍はどんどん戦争を仕掛けていきました。

確か、お隣の東ローマも攻めていたはず。

 

こんな感じで、

中世のヨーロッパは、

教会が権力を持って好き放題やってた

見たいです。

 

こういった知識があると、

映画の見方も変わってきますよね。

 

今後はこういうことも

書いていこうかな。

 

では。

 

次は『ヴェノム』です